偏桃体:感情支配の王様
偏桃体とは?
偏桃体は、私たちの脳の中にある小さな部分です。この名前は「アーモンド」という意味のギリシャ語に由来していて、その形がアーモンドのようだからこの名前がついています。偏桃体は、私たちが感じる恐怖や不安などの感情にとても大きく関わっています。
偏桃体の役割は?
感情をコントロールする: 偏桃体は、特に恐怖や不安などのネガティブな感情をコントロールするのにとても重要です。怖い映画を見てドキドキするときや、試験前に緊張するときなど、それを感じさせているのは偏桃体が活動しているからなんです。
記憶との関連: 偏桃体は、恐怖や不安を感じたときの記憶とも関係しています。たとえば、犬に噛まれたことがある人は、犬を見ると怖いと感じるかもしれません。これも偏桃体がその記憶を「怖いもの」として認識しているからです。
反応を速くする: 何か危険なことが起こったときにすぐに反応できるように、偏桃体は私たちの体を準備させます。たとえば、道を歩いていて急に車が近づいてきたとき、すぐに飛びのく反応は偏桃体が働いているからです。
偏桃体が過剰に働くとどうなる?
偏桃体は、私たちが安全に生活できるようにするための大切な部分です。しかし、ときに偏桃体が過剰に活動することで、不安障害、うつ病、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、適応障害などの精神疾患のリスクが高まることがあります。
不安が続いたり、気持ちが張りつめた状態が続いたりすると、日常生活にも影響が出てしまうことがあります。気になる症状がある場合は、無理をせず早めに相談することが大切です。
2023.11.26(最終更新日:2026年4月10日)
iこころクリニック日本橋編集部
当院の診療内容や精神科・心療内科に関する情報をもとに、患者さまのお役に立つ情報を編集・発信しています。


